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『アキレス腱のコンディショニング②』

アキレス腱のコンディショニング~ケアとエクササイズ

・初期では運動を行うと温まって痛みが消失し、練習が可能な場合がある。

・そのために我慢をして練習を繰り返し悪化、慢性化させてしまうので一定の安静期間を設ける。

・心臓から遠いため基本的に血流が悪く、身体的特性によっては治癒が遅い。

・人によってはアキレス腱部の変性によって治癒が長期にわたる。

・内側、外側、中央と痛みが異なる場合がある。

 

まずはアキレス腱のコンディショニング①で述べたように上記に留意してメディカル・アスレティックリハビリテーションを勧めていきましょう。


ストレッチは裏腿、臀部まで

ストレッチをして「切れるような痛さ」があるときはまだ実施するべきではありません。

いわゆるストレッチ感を感じられるようになってから、ふくらはぎ、アキレス腱のストレッチを行いましょう。


アキレス腱は端的に足裏、ふくらはぎ、太もも裏、お尻、腰くらいまでの「つながり」があります。

ストッキングのイマージです。

ですから、アキレス腱周囲の痛みがあっても裏腿やお尻のストレッチは行うことが大事です(患部外)。



いつから走り出す??

「日常生活、階段昇降、ウォーキングで痛みがない。」まずこれが大前提です。
プラスして「踵を上げた状態での片足スクワット~片足ケンケン」をおこなってみましょう。

もし痛みがあればまだ「完治」といえません。また痛みがなくてとも上手くできなければ少し練習をするべきです。ランニングというは片足ジャンプの繰返しなので、このエクササイズができていないと再発や他部位のケガにつながります。

 

アキレス腱は名の由来のとおりとても重要かつ、クリティカルな腱です。不死身の英雄アキレウスもここをやられて倒されました(この映画でも描かれてます)。


とにかくも心臓からは遠く、血流が悪くなりやすいため、治癒過程としては遅くなるリスクもあります。

 ランナーでない方も急な走り出しなどには注意が必要ですから、普段から「ストッキング周囲」のストレッチはおこないましょう。