「ランニングフォームをなんとかしたい」
というのは市民ランナーの命題ではある。
目的は端的に速く走るためである。速く走るというのは「効率的」であるといえます。
効率的とは『少ないエネルギーで前進推進力(スピード)を得る』というほかありません。
さて、みなさん良いフォームづくりのために
骨盤を立てる、姿勢を良くしたり、肩甲骨を意識したり、股関節を使う等々取り組んでおられます。
それら自体の考え方は間違いではないです。
しかし無意識に走っている時に反映されているか?という疑問がある。
なぜなら走っている時は原則「無意識」だからです。
「歩くこと」「走ること」は誰に教わることなく人は勝手に覚えていきます。
ランニング中に「右足をこの辺に出して、腕はこの角度で」「○○筋を意識して」なんてやっていたら、まともに走れません。
つまり「天性」が大きな要素となっています
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教えてなくてもフォアフットになっている。
天性とはざっくりいうと
「体組成・骨格筋など遺伝子的要因」
「3~4歳位までの環境要因」等々
が関係してきます。
これらは第一の天性と言えます。
ランニングフォームは天性だ
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=174x10000:format=jpg/path/s702371355ced4f73/image/ia82483b12125fc1b/version/1649076465/image.jpg)
後半でも股関節伸展が残る。
第一の天性がなかった私たち(私)凡庸なランナーでも悲観することはありません。
第二の天性を磨けば、ランニングフォーム(無意識な動き)に良い影響を与えることはできます。
そのためのエクササイズ(動き)は様々ですが、「力を抜く」とか「○○筋を意識する」などでは身に付きません。
いくつかの「決まったエクササイズ」ができれば、ランニング中に反映されているといえます。
多くの方ができていないことが多いです。だから無意識下のランニング中には当然反映されていないので、良いフォームからは遠ざかります。
当院には実業団選手も来院しますが、ほぼ「決まったエクササイズ」ができます。だから速いと言えるのでしょう。
第二の天性をみがけ!最後はカッコが良いフォーム!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=505x10000:format=jpg/path/s702371355ced4f73/image/i65582e86b45c26ea/version/1649079035/image.jpg)
大迫傑や鈴木健吾、不破聖来など高速ランナーのフォームは見ていてカッコが良いものです。
速く走るというのは効率性が比例してきます。
つまり、カッコ良いというのはそれだけ良いフォーム、効率的と言えます。ちょっと乱暴な言いようではありますが、現実的です。
そういったランナーのフォームをイメージして走るだけでも変わってくることもあります。
なので、速いランナーの動画を観ることも大切ですよ。
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