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『顔の治療≠美容・・呼吸です』


うちの息子には耳の穴とは別に耳瘻孔(じろうこう)がという孔(あな)があります。


特に健康上問題はないのですが、孔(あな)なので雑菌の繁殖などには留意が必要です。

 

耳瘻孔とは進化の過程で「魚」だった名残として発現することがあります。

 


名残をたどれば不調の原因が

 

さてヒトの起源をさかのぼると、霊長類、哺乳類、脊椎動物の共通祖先へ、そして無脊椎動物から単細胞生物、最後は原核生物にいたります。

 

そもそも原始の海ではウィルスみたいなものだった。

 

ともかくも水中に永らくおり、「魚」であったことは間違いないのです。そのため鰓(エラ)の名残が顔面~アゴ、耳などに多くあります。

 

ですから顔周りの筋肉の凝りや顎関節症などは、エラ~呼吸器の不調につながってしまいます。

 

呼吸はすべての源ともいえますからから、呼吸リズムの問題は頭痛や耳鳴り、肩こり、便秘、下痢、多くの不定愁訴の原因となります。大げさにいえば自律神経失調症、がんなどにも通づるところがあります。

 

また、今日の現代人はPCやスマートフォンといったものから生じる「デジタルデバイス症候群」の影響を受けていますから、

症状がなくとも眼を中心とした筋肉の問題はあるので、顔へのコンディショニングは一定の意味はあるでしょう。

 

 

 

 

「生命形態の自然史 第1巻解剖学論集」より

主観ですがたった5分の施術でも、そのあと走ると息の通りは良く、頸、肩は軽いです。


もちろん、マラソンや水泳などのエンヂュランス種目など持久的要素が強く呼吸器の要因を多く求められるアスリートへのもコンディショニングの助けになります。

 

副次的にリフトアップなどの美容効果もありますが、「身体、心身が不調なのに顔だけ健康・健康美容」というのもよくありません。

 

しかし、逆説的な効果も望めるので、顔に鍼をするというのはやはり良いのです。あとは施術者がどう思っているかだけですから。