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『温度をあげるとは』

 

2月向けて寒さが増してきます。

そこで今風にいうと「温活」ですが、温めるといっても様々考え方がありますね。

・身体全体を温める

・患部(局所)を温める

・身体⇄患部(局所)で温める(結果)

 

また、何で温めるか?

①伝導熱(表在温熱)→お灸、ホットパック

②放射熱(軸射熱)→赤外線療法

③エネルギー変換熱(深部温熱)→超音波療法、他短波療法 
当院には上記の機具はあります、
私は鍼灸師でございますので、「灸」を推していきたいところです、しかし表在温熱なので深部には到達しません。

じゃあまり「灸」は効果がないのか?というわけではありません。

これはあくまで患部表面周辺でみた場合です。

 

「灸」には「全身作用」といって身体全体の血流向上に繋がる作用があります。症状によってはそちらの効果を狙うべきかもしれません。

 


粘膜へよどみない栄養を!

 ウィルスや菌への一つの防御壁であるのど粘膜への栄養は血流によって多くが運ばれます。寒くなると血流が悪くなり、それらの働きが粘膜の落ちやすいです。


また湿度が低いので粘膜が夏よりも乾燥して菌やウィルス生き残り、粘膜を侵食し細胞へ入り込みやすいです。

だから冬に風邪(流行性)が多い、単純なことです。これらのことは医学というよりも自然科学のようなものです。
なので、加湿器を用いたり、小まめに水分補給をして粘膜を潤しましょう。
 
免疫の働きは他人がどうこうして強くしてくれるというよりも「自分で強く」「自分で助ける」ことの他ありません。
自分の自身の身体・健康の専門家になりましょう。