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『風邪とコロナと鍼灸と』

8/24まで愛知県では独自の緊急事態宣言がでておりました。

お客様でも旅行や外出を取りやめたという方が多数いらっしゃいました。

 コロナ騒動から9か月ほど経過し状況が「数値」としてでています。

死亡率、他疾患との比較など数値は明らかです。

一体何の何に対する緊急事態だったのか・・・

 

そもそも厚生労働症のアナウンスでは「風邪の一種」となっています。高齢者や基礎疾患がある方は重症化しやすいのですが、これはインフルエンザや他の病気でも同じです。特別コロナが強力に病害ではない。

 

そもそも人の身体は常に「治ろう」としていますが、以下の要因がそれらを阻害して、症状がでています。しかし、症状さえも「治そう」とする動きでもあります。

■治療系を阻害する8大要因(アンドル・ワイル Spontaneous HEALINGより)

1.エネルギー(栄養)不足

2.循環不全

3.浅い呼吸

4.防衛障害(持続的、または強力な感染、特定の物質やエネルギーによる害作用)

5.有害物質

6.老化

7.心理的要因

8.精神的霊的な要因

 

鍼灸師、セラピストとして何ができるのか。まずこれらを伝えることはできます。

直接的施術としては

2.循環不全のアプローチ→鍼や灸

3.浅い呼吸への指導→実際のエクササイズ

7.心理的要因(緩和)→筋肉(筋紡錘)の弛緩によるリラックス

が可能です。

しかし、これらもご本人の治ろうとした力の手助けでしかなく、最後の最後はご本人の免疫系の安定性に依ってしまいます。だから基礎疾患がある方は重症化や亡くなりやすい。

【厚生労働省HP】


そもそも人間はウィルス、菌まみれである。いわゆる常在菌(ウィルス)は個人差はありますが、ヒトヘルペスウイルス、コロナウィルス種、RSウィルス、アデノウィルス種、c型肝炎ウィルスなど、13種から30種を体内細胞に常在させてます。

これらは免疫系のアンバランス(低下)によって増殖し、「症状」として発症します。ちなみに私自身もヘルペスウィルス飼ってます・・・体調を崩すと水疱ができる・・・。

 

なので、必ずしも誰かからもらうだけではない。

 

例えば「昨日、雨に打たれて、冷たい服のまま寝たら、風邪を引いた」っていうのは体温低下や循環不全によって免疫系の働きが低下し、常在菌、ウィルスが増殖したといえます。つまり誰とも濃厚接触していないけど、風邪をひくことがある。

 

コロナがその人に常在であっても、非常在であっても「猛毒」ではないウィルスなので、自己の免疫系での対応が大きな要因をしめます。

また鍼灸はそもそも「未病を治す」という予防的観念が強いのです。鍼の刺激、灸の熱さというのは免疫系を賦活させていると感じます。