カテゴリ:治療



2025/11/26
刺激依存型と認知制御型の集中——感覚の違いの正体とは? 「また、やってしまった。今日もスマホでyoutubeに集中し過ぎて、やるべき仕事ができなかった・・・」 こんなことありますよね。 集中という言葉には、一見シンプルで誰もが理解できるイメージがあります。しかし実際には、その「型」や「質」は大きく異なります。...

2025/11/26
私たちは「ヒト」という姿をしていますが、その内部では数百兆ともいわれる膨大なミトコンドリアが、今この瞬間も働き続けています。 呼吸し、動き、考え、感情が揺れ、生命が営まれる背景には、細胞の奥底でATPというエネルギーをつくり続ける“小さな炉”があるのです。 そして最新の生物学や代謝学に触れるほど、こう思うようになる。...

2025/11/25
― 病因と作因、そして「平衡」という視点から ― 近年、「軽い風邪症状」にもすぐに解熱鎮痛剤(例:アセトアミノフェン)を服用する傾向が広がっています。しかしこれは、免疫反応の自然な働きを抑えてしまうという点で、必ずしも合理的とは言えません。

2025/11/21
「ランニング中に転倒し、肋骨を骨折し、膝に擦り傷ができた」こうしたケガも、程度によりますが、通常は「放っておいても」自然に回復していきます。 誰が治したのでしょうか? 医師でも薬でもなく、自分自身のからだが治したのです。 それを一般に「自然治癒力」と呼びます。 しかし、この言葉には医学的に明確な定義があるわけではありません。

2025/11/18
はじめに 従来の自律神経の理解は「交感神経」「副交感神経」という二分法が中心でした。しかしこの枠組みでは、例えば「抑うつ状態=副交感神経優位」と「リラックス=副交感神経優位」が同列になってしまい、理論的な矛盾が生じます。 「副交感神経=休息・安心」という単純な図式では、人のこころは説明しきれません。...