マインドフル鍼灸は、東洋医学の鍼灸とマインドフルネスの原理を融合させた、新しい癒しのアプローチです。 ただ“治す”のではなく、今ここにいるあなた自身の感覚に、もう一度つながるためのセラピーです。

当院においても、クライエントから「わたし自律神経失調症みたいなんです」と相談されることがよくあります。「なので自律神経を整えて」とも言われます。...

当院には、アキレス腱痛、大腿部・下腿部の肉離れ、膝痛、腰痛、肩の痛みなどの運動器疾患に加え、頭痛、うつ症状、慢性的な倦怠感、耳鳴り、不眠といった自律神経失調や不定愁訴を訴える方々が多く来院されます。...

刺激依存型と認知制御型の集中——感覚の違いの正体とは? 「また、やってしまった。今日もスマホでyoutubeに集中し過ぎて、やるべき仕事ができなかった・・・」 こんなことありますよね。 集中という言葉には、一見シンプルで誰もが理解できるイメージがあります。しかし実際には、その「型」や「質」は大きく異なります。...

私たちは「ヒト」という姿をしていますが、その内部では数百兆ともいわれる膨大なミトコンドリアが、今この瞬間も働き続けています。 呼吸し、動き、考え、感情が揺れ、生命が営まれる背景には、細胞の奥底でATPというエネルギーをつくり続ける“小さな炉”があるのです。 そして最新の生物学や代謝学に触れるほど、こう思うようになる。...

― 病因と作因、そして「平衡」という視点から ― 近年、「軽い風邪症状」にもすぐに解熱鎮痛剤(例:アセトアミノフェン)を服用する傾向が広がっています。しかしこれは、免疫反応の自然な働きを抑えてしまうという点で、必ずしも合理的とは言えません。

「ランニング中に転倒し、肋骨を骨折し、膝に擦り傷ができた」こうしたケガも、程度によりますが、通常は「放っておいても」自然に回復していきます。 誰が治したのでしょうか? 医師でも薬でもなく、自分自身のからだが治したのです。 それを一般に「自然治癒力」と呼びます。 しかし、この言葉には医学的に明確な定義があるわけではありません。

はじめに 従来の自律神経の理解は「交感神経」「副交感神経」という二分法が中心でした。しかしこの枠組みでは、例えば「抑うつ状態=副交感神経優位」と「リラックス=副交感神経優位」が同列になってしまい、理論的な矛盾が生じます。 「副交感神経=休息・安心」という単純な図式では、人のこころは説明しきれません。...

Re-creation 「20㎞も40㎞も走って、そんなに疲れるならやめたほうがいいよ」 「仕事で疲れているのに、なぜまた走るの?」 当院のクライエントさんが、周囲の方から実際に言われた言葉です。 確かに、フルマラソン完走後の疲労は軽いものではありません。 時にはケガをすることもあるでしょう。...

アキレス腱痛のコンディショニング1ではコンディショニング概論、全般にわたって説明をいたしました。アキレス腱痛のコンディショニング2では臨床における例をもとに実践的なコンディショニングについて述べていきます。

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