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『冷えを恐れよ』

 さて、冬に裸足で冷たくて血流が悪いと足の裏は硬くなってくるのは現実観としてわかります。


これは血液が不足しても生き延びる工夫が足裏で起こっているといえます。肌の内部にある繊維芽細胞が組織の損傷によって集合して増殖し、コラーゲンを作り、血流の低下した細胞の欠損部分を埋める応急処置をしているようなものです。つまり線維化です。

足の裏くらいなら重く受け止めないかもしれませんが、肝臓では肝硬変、子宮では子宮筋腫など、各臓器で発現すればそれが病気の元になりえます。

血液不全が身体のどこで?

もちろんガンの要因も同様に考えることができ、線維化(異化)は身体の内部環境に対する適応反応であるといえます。
しかしどこに線維化病態が起こるかはその人の生き方(生活習慣、食習慣、ストレス度合)などで変わってきます。ただ前述の足の裏のように環境や状況にあわせて身体(細胞)は変化対応をしているのです(それが病気)。

ユメロン黒川製HEATRAYは遠赤外線積分放射率が93.0%の天然鉱石を用いているため自然な暖かさが長く続き、血流循環の改善に大きく寄与する。

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大まかな言い方をするとすべての直接の要因は血流(血液)あるといえます。

血流(血液)は「細胞への栄養供給」と「非自己の排除(免疫)」をしています。つまり、血流不全があると細胞は栄養供給されず、非自己は増える・・・つまりは病気(症状)となります。

 

ではその血流はどうすれば改善されるのかといえば、やること(治療)はシンプルだったりします。
まさに「温める」他なりません。「冷え」は重大な原因といえます。

 

ミトコンドリアから温故知新

ミトコンドリアは、酸素と温かさで、効率よく体のエネルギーを作るばかりではなく、カルシウムの貯蔵やアポトーシス(細胞の自殺)の制御などの役割も担っています。酸素を使ってエネルギーを作るため、活性酸素の90%がミトコンドリアで作られますが、その害から自身を守るために活性酸素を除去する酵素を作る能力ももっています。


さらにミトコンドリアでは体の細胞や組織を修復するためのプロスタグランジンが作られていますが、
ミトコンドリアにはステロイドの受容体があり、ステロイド剤を使うとミトコンドリアの機能が抑えられ、腫れや痛み、炎症が一時的に止まっているようにみえます。

 

しかし実際は、ミトコンドリアのエネルギー生成が遮断されるので、病気を治す過程をむしろ止めることになります。がん細胞の中では、ミトコンドリアの機能が低下(冷え)していることが知られています。

 

 

このようにたかが「冷え」ではあるが、古人がいうように「冷えは万病のもと」というのは合理的で普遍的で本質的考えなのです。