うつ病の回復にあたって一時的に
が発生し身体は戦闘モードから休養、回復モードに切り替わります。
こうして「きちんと心身が休めること」で心身の疲労が抜け本来の状態にもどっていくわけです。
いうなれば「心と身体が一つ」であると初めて感じるはずです。
この心と身体が一つであるというのは東洋医学的発想の「心身一如」に基づきます。
ですから当院でも鍼灸治療によってうつや自律神経の不調の方も回復しているのです。
そういう意味では特別なことではないかもしれませんね。
そうはいっても私達(ワタシは)鍼灸師は決して心理カウンセラーやスピリチャアルカウンセラーでありませんので・・・。
いずれにしても心と身体というのは切り離すことができませんので、薬で一時的に回復したとしてもどちらかの不調が残っている限り、すぐに元に戻ってしまったり、薬に強く依存することもあります。
この分文はカナダの有名な精神科医であるエイブラハム・ホッファー博士の残した言葉です。(博士はすでに故人です。)
身体の構成する材料が悪かったり、偏りがあれば当然身体は壊れやすくなります。
特にうつや心の病気の方や冷えなどをお持ちの方は食べものの好みに極端な偏りがある場合が多いですね。
一口も食べてはいけないことはないのですが、要は量とタイミングです。
しかし、不調の時は注意が必要ですね。
以前お客様で冬でも風呂上りにアイスクリームを食べているという方がいらっしゃいました。
とりあえず平日は我慢してもらったところ、2週間ほどで冷えや頭痛が収まってきました。
また現代人はカロリーは足りていますが、栄養素は不足しています。
いわゆる栄養失調といえます。ですからビタミン、ミネラル類はまんべんなく、且つ継続的に摂取したいです。
もちろん食事から摂る事が大事ですが、コンビニ食や外食の度合いが多いと栄養素が足りているとは言い難いです(様々な加工が入るため、その段階で栄養素が抜け落ちる)。
その意味で家で手作りの食事は本当に有り難いものといえます。
しかし、実際の食事でビタミンミネラルとまんべんなく摂るというのは大変なことでもありますから、時にサプリメントを用いるのも悪くはないといえます。
私の両親共働きでしたので、小さいころは近くの祖父母の家で夕飯を食べていました。
祖母は「魚の目玉には栄養がある」といって食べさせてくれたり、みかんの皮を乾燥させてふりかけを作ってくれたり、手作り紫蘇ジュースやドクダミ茶を飲ませてくれました。
今でこそ健康の良いと言われている食べものですが、昔の人はどこで得た知識なのかわかりませんけれども智恵として知っていたのですね。
もう祖父母(父方)は他界していますが、認知症やうつ、寝たきりなどになることなく元気だったと思います。
亡くなっているので「元気だった」というのは変な言い回しですけどね。
兎にも角にも私が子どもの頃に大病をしなかったり、元気だったのは祖父母の食事の要因は大きいかなと思います。
現代の日本において食品添加物や白砂糖、不適当な油脂を全く摂らない生活というのは無理です。
多少なりとも口に入るでしょう。
しかし身体の状態が良ければ身体にとって不必要なものは排出されていきますから、気にし過ぎるのもよくありません。
その意味ではやはり「食習慣」を見直すことから始めてみることが大事ですよ。