鍼灸とは:鍼灸は医業類似行為ではありません②

前回で鍼灸は「医業類似行為」ではなく「医業」であるとお話をいたしましたが、最近では医業類似行為業者の一種~幼児向けマッサージの事故がメディアで取り上げられました。

前回の記事はこちらよりご確認頂けます
  ↓
鍼灸は医業類似行為ではありません①

確かにこういった事故があることは法的要因含めまだまだ問題は多いところです。

しかし医業類似行為業者においても一定の効果を基に市場において支持、必要とされていることも事実です。

つまるところ利用者の「何を選択するのか」という点に帰結していくのですが、アリゾナ大学医学部教授のアンドル・ワイル博士がこのように仰っています。

「日本の医学界に関して私が特に気になるのはアメリカのそれにもまさる顕著な権威主義である。日本の患者はどうしても受け身になりがちのようだ。医師の指示に疑義を示すこともないし、自分の健康に責任を持とうする態度も希薄に見える。」


医療リテラシーなんて言葉も流行っていますが、根本的なスタンス、自分の健康に対する責任がなければリテラシーも意味をなさないでしょうね。


では健康とはどういうことなのでしょうか。

 

健康について様々な定義がありますが、WHO(世界保健機関)では『健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。』と謳っています。

私の考えでは上記のことに踏まえて

「健康とは各個人が身近で日常的に考えて、実践していくもの」

だと考えます。そのための方策として医療がありますが、同様に医療も日常的であり、逆説的にいえば予防的なものだと考えます。

その意味では戦前の日本の人々は

  • 「腹八分目に医者いらず」
  • 「頭寒足熱」
  • 「家庭での灸」

など健康に対して考えや行動が現在より実践的であったと思います。

そうはいっても飽食、情報過多、ストレス過多といった現代社会でなかなかすぐに実践しろといっても難しいかもしれませんし、継続も大変です。

ですから、まずは

  • 「何のために生きるのか」
  • 「何のために健康でいるのか」

という点を掘り下げて考えることが大切だと思いますよ。